認識力の欠如

これは僕の3冊目の本で、『前提条件』の章から抜粋した内容である。

国会議員の認識力の欠如は、政府だけでなく、国民レベルでの認識力の欠如があって、あまりに深刻で実態を把握する必要がある。
立憲民主党の神奈川県連所属の女性議員は、同じ県連の男性議員からマタハラやパワハラなどの深刻なハラスメントや差別的な表現や暴言や恫喝(どうかつ)のような行為などで告発して、神奈川県連の3分の1が女性議員で、他県より多くて、神奈川県連で男性議員の男女差別の認識力が欠如して、政治が男性議員の聖域と勘違いする馬鹿の巣窟(そうくつ)である。

大人の性犯罪は、暴行した側が「ただの悪ふざけ」と軽んじて考えて、全く反省しないことが多く、暴行が非日常と思い込んで、自分たちが凶悪なレイプ犯と一緒でないと信じて、将来があって同情で減刑するが、これが現状の実態で、氷山の一角で厳罰化が必要で、認識力の欠如が大問題である。
NHKの『性暴力を考える』で被害女性のそよかさん(仮名)は、語られた言葉が重要で、加害者にしっかりした犯罪意識の認識力を持たせて、裁判が当たり前で、圧倒的な重罪になるのが当然と社会に知らしめるべきだと思う。

ここまで記した認識力の欠如は、あまりに簡単に指摘して、日本社会の全体からすると、ごく一部の軽い問題と捕えてはならず、十分に正しく認識すべきである。
現代人(僕以外の人間)の歴史研究は、「記紀」の登場人物の記述をそのまま信じて、神武(じんむ)天皇や崇神(すじん)天皇や仁徳(にんとく)天皇などを聖帝で、雄略(ゆうりゃく)天皇や武烈(ぶれつ)天皇などを悪逆非道と考えて、認識力の欠如がひどい勘違いを生んだ。
正しい歴史を再現した僕は、神武(じんむ)天皇が実在系譜の崇神(すじん)天皇や仁徳(にんとく)天皇の2人から作って、崇神(すじん)天皇が実在の初代天皇で、雄略(ゆうりゃく)天皇や武烈(ぶれつ)天皇を悪者にして、歴史を改竄(かいざん)した可能性が高いと求めて、真実を作り替えたのが正しい答えである。
日本武尊(やまとたけのみこと)は、皇太子と天皇で、父の妾(めかけ)と不倫して、自分の正妻にして、伯母(おば)の卑弥呼(ひみこ)の倭姫命(やまとひめのみこと)を殺害して、禁忌の太陽神殺しで、出雲王国(物部(もののべ)氏)を崩壊させた逆賊で、「記紀」が清廉潔白な悲劇的英雄に改竄(かいざん)して、真実は小説よりも奇なりである。

認識力の欠如は、簡単に許されない物で、政治家も国民も僕も誰もが正しく認識して、常に正していく常識と考えるべきである。

<参考文献>
『完訳秀真伝』
編著者・鳥居礼 発行・八幡書店
『日本書紀(上)全現代語訳―全三巻―』
著者・宇治谷孟 発行・株式会社講談社
インターネットの不明サイトから少々拝借

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