龍蛇神(りゅうじゃしん)

龍蛇神(りゅうじゃしん)は、出雲大社に祭られる海蛇の神様で、出雲大社で神在月(神有月;かみありづき)に全国の神様を迎(むか)える使(つか)いの神様で、水に住む「龍神(蛇神)」の信仰から火難避(かなんよ)けや水難除(すいなんよ)けの守護神、地に住む「蛇神」の信仰から土地の災難避(さいなんよ)けの守護神として、この2つの信仰が融合して、龍蛇神講(りゅうじゃしんこう;龍蛇神の信仰)が現在の家内安全や開運招福などの守護神として崇敬(すうけい)される。
龍蛇神(りゅうじゃしん)は、稲佐(いなさ)の浜(はま;出雲大社の西方1キロメートルにある海岸で、出雲の国引き神話や国譲(くにゆず)り神話で知られる)に打ち上げられる背黒海蛇(せぐろうみへび)を指すが、近年の気候変動の影響などで、龍蛇神(りゅうじゃしん;背黒海蛇)が稲佐(いなさ)の浜(はま)に打ち上げられなくなった。
龍蛇神(りゅうじゃしん)は、出雲(物部(もののべ)氏)系統の古代太陽神と考えられて、女性の太陽神の天照大神(あまてらすおおみかみ)が蛇体の伝承があって、出雲王国(物部(もののべ)氏)が古代に太陽神を祭る一族で、大物主神(おおものぬしのかみ)や八岐大蛇(やまたのおろち)や滝祭神(たきまつりのかみ)なども蛇神の古代太陽神で、龍蛇神(りゅうじゃしん)の仲間と考えられる。

『ホツマツタエ』の7人のオオモノヌシは、7人の出雲国王(物部(もののべ)氏)を神格化して、大物主神(おおものぬしのかみ)が大きな物部(もののべ)氏の神様の意味で、オオモノヌシが蛇神でもあって、男神(おがみ)で蛇体の古代太陽神に当たって、奈良県桜井市の大神(おおみわ)神社に祭られて、大和と出雲をつなぐ神格の高い神様である。
7人のオオモノヌシは、出雲王国(物部(もののべ)氏)の歴代出雲国王を神格化して、物部(もののべ)氏が大和と出雲をつなぐ武家として、非常に重要な意味・価値を持って、物部(もののべ)氏が古代に太陽神を祭る一族で、大和と出雲の太陽信仰が古代天皇家と古代太陽神氏族の物部(もののべ)氏を中心に発展したと考えられる。
出雲神話の八岐大蛇(やまたのおろち)は、邪悪で巨大な蛇神だが、伊勢神宮の横を流れる五十鈴川(いすずがわ)の流れを神格化した滝祭神(たきまつりのかみ)を怪物視した神様で、邪神の素戔嗚尊(すさのおのみこと;日本武(やまとたけ)天皇を神格化)が斬殺した神聖な古代太陽神の八岐大蛇(やまたのおろち)が正しい解釈である。
竜神の八岐大蛇(やまたのおろち)は、『ホツマツタエ』で早子(はやこ;弟橘姫(おとたちばなひめ)を神格化)の怨念(おんねん)だが、蛇体の天照大神(あまてらすおおみかみ)、滝祭神(たきまつりのかみ)を怪物視した蛇神、伊勢神宮を神格化、7代目出雲国王の飯入根(いいいりね)を蛇神の大物主神(おおものぬしのかみ)に神格化、出雲大社の龍蛇神(りゅうじゃしん)に当たるなど、どのようにも解釈できて、これが一般的な僕の解釈である。
滝祭神(たきまつりのかみ)は、伊勢神宮の横を流れる五十鈴川(いすずがわ)の流れ全体を神格化した蛇神で、伊勢神宮で天照大神(あまてらすおおみかみ)と同格ほどの神格だが、どのような神様なのか謎(なぞ)とされて、超天才の僕が見事に求めた。
平安時代初期に伊勢神宮から朝廷に差し出した『皇太神宮儀式帳(こうだいじんぐうぎしきちょう)』は、滝祭(たきまつり)神社や滝祭社(たきまつりのやしろ)が「大神宮の川辺にあり、御殿なし」と記して、『坂十仏参詣記(さかじゅうぶつさんけいき)』で、滝祭神(たきまつりのかみ)が「神体は水底に御座あり、すなわち竜宮である」と記して、滝祭神(たきまつりのかみ)が五十鈴川(いすずがわ)の流れを御神体とする社殿を持たない古代信仰の神様で、蛇神(竜神)と考えられる。

鎌倉時代の京都にいた通海(つうかい)と言う僧は、伊勢神宮内宮の神(天照大神)が蛇で、斎宮(さいぐう;巫女)がその后(きさき)で、その証拠に大神(天照大神)が毎晩斎宮(さいぐう)の元に来て、斎宮(さいぐう)の布団に蛇の鱗(うろこ)が落ちたと『通海参詣記(つうかいさんけいき)』に記した。
中世の神道家たちは、天照大神(あまてらすおおみかみ)が蛇と言う考え方がだんだん作られて、15世紀の『元長修祓記(げんちょうしゅうばつき)』に「伊勢神宮の御神体は蛇体にて御座(ござ)す」と記した。
蛇神の天照大神(あまてらすおおみかみ)は、2つ以上の伝承があって、複数の古代太陽神が蛇神で、男性の古代太陽神の天照神(あまてるかみ)も女性の太陽神の天照大神(あまてらすおおみかみ)も蛇神と考えて間違いない。

龍蛇神(りゅうじゃしん)は、蛇体の古代太陽神で、超天才の僕が作り上げた神技(かみわざ)の超知識が凄(すご)すぎて、2025年1月17日の午前10時40分頃に記し終えた。

<参考文献>
『BooksEsoterica第22号 天皇の本 日本の霊的根源と封印の秘史を探る』
発行・株式会社学習研究社
インターネットの不明サイトから少々拝借

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